大橋直久JDP

ZES(ゼス)とは

インストラクターを指導する上級資格

「ZES」(ゼス)とは、ZUMBA(ズンバ)のインストラクターを指導する上級資格です。つまり、先生の先生。 ズンバのイントラ資格である「B1」(ベーシックワン、通称:ビーワン)をとりたいときは、ZESが講師を務める講座を受講する必要があります。

オーディションで選考

ZESはオーディションで選ばれます。 日本では数年に1回、オーディションが実施され、 一般のズンバインストラクターが応募します。 応募するには、レギュラーレッスンの本数などの条件を満たしている必要があります。 書類選考と実演試験などを経て選ばれます。 選考には、Zumba創始者のベト・ペレスをはじめとする米ズンバ協会本部の幹部が深く関与すると言われています。

教えるプロ

ZESの役割は一義的には「教える」ということです。 ZESになると、ズンバの教室(ワークショップ)やイベントで講師を務めます。 インストラクターやダンサーとして優れているだけでなく、 高い指導力が求められます。 ズンバの魅力を自分で言葉でしっかりと伝えられなければいけません。

オーディションを受けない人も

ZESに就任すると、他のプログラム(例えばリトモスなど)を教える時間的な余裕があまりなくなります。 このため、人気の高いズンバインストラクターであっても、多くの種目のレッスンを指導したいという理由から、 ZESのオーディションを受けない人も少なくありません。

課題は若手の育成

日本に限らず、世界のZESが抱える課題が、若返りです。 ダンス・インストラクターの世界では、 より優れた若い人材が常に出現してきます。 とりわけ日本は、若い世代ほどヒップホップなどのダンス人口が多いため、 スキルの高い若手が出てきやすい下地があります。 そうした人材の中から、ズンバの精神を体現したようなエネギッシュなZESが誕生していくことが期待されています。

日本のZES一覧

日本で12人、全世界で150人

日本にはZESが12人しかいません(2018年6月現在)。全世界では150人以上います。
以下は、日本のZES一覧です。

古川真理(ふるかわ・まり)

横浜(神奈川)を拠点としつつ、全国各地を飛び回る人気のZES。 カリスマ性にあふれ、日本のZESの中で最も人気が高いと見られている。 横浜・馬車道のゴールドジムでレギュラーレッスンを持っている(毎週木曜の夜)。

秋野典子(あきの・のりこ)

東京を拠点とするZES。

ピケロ・カティウスカ

千葉を拠点に活動するZES。

西村カチア

静岡県の浜松市に自らのスタジオを持つインストラクター。東京でも定期的にイベントを行っている(週末に東京・大森近くの「大田文化の森」で行われることが多い)。「Popスター」というファッションブランドを展開。日系ブラジル人で、10代のころ日本に来たと言われている。

深澤俊樹(ふかざわ・としき)

山梨を拠点に活動するZES。

築部玲奈(つくべ・れいな)

大阪のZES。

和田野広美(わだの・ひろみ)

京都を中心に活動する関西のZES。

甲良順弘(こうら・まさひろ)

神戸(兵庫)のZES。

豊福章江(とよふく・ゆきえ)

九州で唯一のZESで、福岡などを拠点に活動している。

阿部和矢(あべ・かずや)

三重県を中心に活躍するインストラクター。2018年6月のオーディションでZESに選ばれた。

栗木幸子(くりき・ゆうこ)

鳥取県を中心に活躍するフィットネス・インストラクター。 ズンバの振付師(ジャマー)として活動してきたが、2018年6月のオーディションでZESに選出された。1976年生まれ。

坂口昌子(さかぐち・まさこ)

東京などの首都圏で活動するZES。東京・調布に、自分のダンススタジオ「スタジオマル」を持っており、そこで定期的にレッスンを行っている。そのスタジオに所在する会社(エストレージャ)の経営者でもある。また、メガロス三鷹やゴールドジム四ツ谷などでも、通常のズンバレッスンを行っている。ブログなどのハンドル名は「Masa」。

坂口先生のレッスンが受けられる場所

(2016年10月現在)

  • メガロス三鷹(東京)
  • ゴールドジム四ツ谷(東京)
  • ゴールドジム代々木上原(東京)
  • スタジオマル(東京・調布)
リンク先

・ブログ(アメブロ):http://ameblo.jp/latinajapan/
・エストレージャ株式会社:http://laestrella.biz/